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Rose Pruning

昨日は、Botanic Gardensのバラの剪定講座を受けてきました。先週、たまたまこの日にやっているのを見つけたのはいいのですが、雨が朝からザーザー降っているし、どうしようかな、と午前中は迷っていました。でも、出発時間ごろになると快晴になって、急ぎの仕事も入っていなかったので、思い立って、高速道路を南に30分ほど走らせてきました。

1時からだったので、12時45分ぐらいに着いて、とりあえずバラ園の方にてくてく歩いていくと、前方に急いで歩いていく女性がいたので後ろを追ったら、5、6人がすでに集まっていました。スクールホリデー中とはいえ、平日昼間なので、年配の方ばかりでした。

剪定を教えてくれたのは、たしか、ポーラさんとおっしゃっていました。1時間ほどの間に、時折参加者からの質問に答えながら、ハイブリッドティーのバラをばしばしと切っていきます。こうやって切るのか、と、すごく勉強になりました。
20150706-2.jpg

特に、勉強になったのは切るべき枝について。その枝にdieback(枯れている箇所。外見はコブのようになっていて、切り口を見ると、灰色の死んだ組織が食い込んでいる)やcicada(セミ)にやられた箇所があれば、ばっさり切ってしまう。元気そうに見えても、翌シーズンに成長することはない。

ちなみに、バラの世話をするようになって気づいたのですが、NZでは、セミはバラの枝に卵を産み付けるのです! 産み付けられた箇所は、斑点のようになってすぐに分かります。このため、セミは日本のように「夏の風物詩」として愛でられるものではなく、単なる害虫です。土を掘り起こして、セミの幼虫がいたら、取り除かねばなりません。

感銘を受けたのは、「バラは6時間以上の太陽と十分な水と栄養があれば、育つ」という言葉。「Don't worry too much, roses are forgiving, they can survive.」とも言っていました。forgivingは、「寛大、許容する」という意味です。見渡すと、どのバラもさんさんと太陽を浴びて、つるバラでさえほとんど誘引されずに、自由奔放に枝を伸ばしています。さすがにランブラーは支えが必要、とのことでしたが。

日本のバラ関係のブログを一生懸命読んで(なにしろすごくたくさんある)、それぞれの方の誘引や手入れのきめ細かさに感心していましたが、これは気候が厳しい日本で、有効にスペースを使って、たっぷり咲かせようとするから、必要なこと。オークランドは、夏はからっとして涼しく、冬でもあまり寒くならずに温暖で、バラにとってはとても過ごしやすい地域なので、私はNZのおおらかなやり方をもっと取り入れようと思ったのでした。

肥料にはSheep Pelletsを使っているそうで、私も愛用しています。日本では鶏糞や牛糞が一般的だと思いますが、こちらでは「羊糞」です。乾燥したペレット状なので扱いは簡単。それに、土の上にまいておくと、猫がこの匂いが嫌いらしく、ふかふかの土をトイレに使われないで済みます。お勧めです。

今日は昨日とはうってかわって、一日中雨。おまけに昨日、帰ってきたらちょうど仕事も入ったので、昨日のうちに出かけられてラッキーでした。バラ園では、ざっと見る限り、半分以上(全部で1500本あると言っていた)は剪定が終わっていたようだったので、私も晴れ間と仕事の合間を見て、剪定していきたいです。NZでは、バラの剪定は「洗濯物が干せる日」にすること、という教えがありますが、冬に雨が多いオークランドでは、これはなかなか難しい。

それにしても、ポーラさんのsecateurs(イギリス英語で剪定ばさみ)は、スパスパと太い枝も素晴らしい切れ味でした。ハサミはきちんと研いでください、とおっしゃってました。

Botanic Gardensの今の見ごろは、初春の花(水仙、沈丁花、椿など)。ポピーもきれいでしたが、木蓮はまだ、つぼみでした。またゆっくり、花を愛でながら散策したいです。夏になったら、ポーラさんが剪定したバラの咲きっぷりも確かめに行かねば。オークランド市の公園で、入場無料。犬の散歩もOKです。午後から快晴だった昨日は、家族連れや犬の散歩に来た人たちでにぎわっていました。
20150706-1.jpg

インターネットは、先週中にとりあえずの工事が終わって、今日、モデムが届きました。遅々としていますが、前進しております。今週は翻訳仕事が入っているから、来週にスムーズに工事が完了したらうれしいなー。
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映子

Author:映子

オークランド留学センター
に勤務。翻訳を担当しています。

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