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はやぶさ

翻訳者というのは、PCを前にして文字と格闘している仕事がらのせいか、ブログを書いている人が多い。博識の方が多いので、翻訳に関する知識を増やすのに有益なことはもちろん、仕事には関係がない、ブログを見ることがなかったら決して知ることはなかったであろう、いろいろな情報を得ることができる。

とある翻訳者さんのブログで、探査機はやぶさの活動が紹介されていた。
見終わったら、なんだか涙が出そうになった。
こんなので涙ぐむなんて、おかしいのではないか、と思ったけれど、そのブログのコメント欄には、何人もの人が「感動した」「涙が出た」と書いていた。

この作品で使われている、宇宙戦艦ヤマトのテーマソングには思い入れがある。
小学校の時に鼓笛隊で小太鼓を担当していて、真夏の炎天下の下、運動会のデモンストレーション(演奏しながら、いろいろな隊列を作っていく)に向けて練習を繰り返していた思い出の曲。

はやぶさが無事に来年、地球に帰って来れますように。

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飛びすぎる教室



ご存じ、シミズ博士とサイバラのコンビの「おもしろくても理科」「どうころんでも社会科」などに続くシリーズ。今回は科目を絞らず、いわゆる「先生の雑談風」にいろいろなトピックを取り上げたもの。「えー、知らなかった、考えたことがなかった」という知識を得ることができた。

1.私たちが習った「世界史」は、西洋史、中国史がメインで、アラブ史、アフリカ史などは抜けている。(歴史の話)
確かに、こちらに来て、「イスラムの人ってたくさんいるんだー、でも全然イスラムのことって知らないなー」と実感した。

2.高貴の人の死体が吸血鬼になり、下層階級の人の死体が狼男になる。(幽霊の話)
ハリー・ポッターで、狼男の先生が狼男だから、という理由でばかにされていたのがどうもピンと来なかったのだが、魔法の世界にも階級がある、ということなのか、と納得した。あと、女の子に大人気の「トワイライト」シリーズでは、吸血鬼と狼男が敵対していた。

3.イスラム教は太陰暦を使っており、ラマダンの時期はずれていく。(暦の話)
だからラマダンの時期が毎年、違うのか。と納得。あと、西暦の月の名前の由来もおもしろかった。

4.インドには墓がない(墓の話)
ヒンズー教では、死者を火葬にし、河に流す。

ちゃんと墓参りをして、ご先祖様をまつるものだ、と日本人は思うけれど、インドの何億人もの人々が死んでも、墓はないのだ。ただし、ボンベイなどの元植民地で、キリスト教の都市には、十字架の立った墓地がある。くせが強くても、ぺらぺらと英語をしゃべるNZのインドからの移民には、ボンベイなどの英語圏の都市からの人が多い。

5.アメリカ人は、純真無垢で、ちょっとおつむの弱い人間は天使である、と考えるのがどうも好きだ。天使のモチーフは、アメリカ映画でよく使われる。例えば、「フォレスト・ガンプ」。オープニングとラストシーンで羽根がふわふわと空を舞うシーンを見ると、アメリカ人には、これは天使の物語なんだな、と分かる。同じ監督の「キャスト・アウェイ」で、宅配便会社の社員である主人公が無人島に漂流している間、絶対に開けなかった荷物には、天使の翼の絵が描いてある。無事に救出された後、その宅配便を届けに行く最後のシーンでは、トラックがとまって、女性が道を教えてくれる。そのトラックにも天使の翼が描いてある。つまり、その女性こそが天使で、主人公は守護天使に守られたからこそ、無人島から帰還できたのだ。
どちらの映画も見たけれど、そんなモチーフがちりばめられたことに、まったく気づいていなかった。ちょっと前に紹介した「アルジャーノンに花束を」も、このカテゴリーに入るということなのだろう。

ということで、知っていてどうなる、というわけもない、いわゆる雑学が詰まった、私好みの本です。ARCの文庫に置いておきますので、よかったらどうぞ。会員でなくても、どなたにでも無料で日本の本を貸し出していますので、お気軽にオフィスをのぞいてみてください。

月旦

 今日、日経ビジネスオンライン版を読んでいたら、「月旦」という言葉が出てきた。なんだこれ、と思って、広辞苑を調べたら、「1.毎月のついたち。2.月旦評の略」、とあった。そこで、「月旦評」を調べたら、「(後漢の許劭(きょしょう)が毎月初めに郷里の人物の批評をした故事から)人物の批評。しなさだめ」とあった。「人物月旦」というふうに使うようだ。日経ビジネスでは、「~なので、私が**を月旦する資格はないが」という使い方だった。

 どうも私には、中国の故事にまつわる言葉に関する知識が欠落しているようである。

天は二物を与える、ことがある

 先週末、Herald紙のThe Business Heraldに、Fairfax(オーストラリアとニュージーランドで活動する新聞出版グループ)の役員を解任されたDavid Kirkという人物が取り上げられていた。私はスポーツ音痴で、日本の野球もNZのラグビーもちっとも分からないのだが、このKirk氏はラグビーのワールドカップで、NZが今までのところ唯一の優勝を果たした1987年にAll Blacksのキャプテンだった人。だから、たぶん、すごい人。長島さんとか、王さんレベルだと思う。

 ということで、Fairfaxという超大手企業の役員、といっても宣伝目的のただの飾りだったのかなー、なんて思って彼の経歴を読んだら、び、びっくり。まず日本ではありえない経歴だと思う。

 彼の最初のキャリアは、なんと医者。オタゴ大学で医学の学位を取得して、オークランドの病院で18ヶ月働いた後、新しい挑戦のためにビジネスアナリストとして、ある会社に1年間勤務。そしてAll Blacksのキャプテンとしてワールドカップで優勝を果たした後、オックスフォード大学の奨学金で哲学、政治学、経済学を勉強して、ロンドンのマッキンゼーでコンサルタントとして働く。1992年にNZに戻ってから、当時のBolger首相のアドバイザーとなる。その後、再びビジネス界に戻り、活躍を続ける。来年、50歳。インタビューによると、今後もメディア業界でチャレンジしたいことがある、とのこと。

 それぞれ1つだけでも、一生自慢して生きていけるようなキャリアだという気がする。天は二物も三物も、与える人には気前よく与えるのだなあ。そして、NZは、そういう才能をあれこれと試してみるチャンスに恵まれている国だと思う。

 身近な例でいうと、私の知り合いの女の子は、幼いころからバイオリンの英才教育をバイオリンの先生であるお父さんから受けており、NZ内のコンクールではしょっちゅう優勝していた。なので、今年、オークランド大学に入ったと聞いて、てっきり音楽部だと思っていたら、なんと、医学部だそうな。「え、ということは、バイオリンが弾ける医者になる、ってこと?」といったら、「そうなればいいな、って思っています」とはにかんでいた。ちなみにNZでも、医学部に入るのは非常に狭き門である。高校時代、ずっと演奏活動で忙しそうにしていたのに、いったいどうやって勉強時間を捻出していたのだろうか。

 また、NZでは、勉強ができる子供はごく当たり前に飛び級を選択して、10代で大学を卒業してしまう。そして、余った時間で海外に留学したりしてから、マスターに戻ったりする。さらに、音楽と経済のダブル専攻、といった組み合わせも珍しくない。それがごくまれな神童に限る、というわけではなく、結構、あちこちにいる。日本の人口を考えると、そういった賢い子、才能に恵まれた子はもっともっとたくさんいるはずだけれど、日本の制度ではずばぬけた子供を柔軟に受け入れることは難しい。そのかわり、平均的なレベルはNZより高いと思う。こちらではできない子は、クラスの一番下のグループに入れられて、いつまでたっても低レベルの内容を受けることになる。

 足して二で割れば、素晴らしい教育制度ができるかも?

 オークランドはまだまだ肌寒い日が続いています。暖冬だったかわりに、冷夏らしい、という噂。ではHave a nice week!
 
 

Make it to

Make it to: (招待された会などに)なんとか出る (ランダムハウス英語辞典)

金曜日に予定されているclassにちょっと出席できないかも、というメールを送ったら、返事の一文に

Hopefully, you will make it to class on Friday.

とあった。「なんとか、出席できたらいいね」という感じかな。

このHopefullyは文章全体を修飾して、「願わくば、できることなら」という意味なのだけれど、「用法的に間違っている、本来はI hope...にすべきだ」という人もいる。なので、ビジネス文書では使わない方がいいと思う。でも、会話では非常によく使われる。

Growing old is mandatory, growing up is optional

Growing old is mandatory, growing up is optional

ブログで見かけた。検索してみたら、かなり有名な言葉のよう。

だれでも歳は取るけれど、成長するかは本人次第

という感じかな。

うむ、いい言葉ではないですか。

Flowers for Algernon

 先週末に図書館に行った時に、ふと思い出して、Daniel Keyesの「Flowers for Algernon」を探したら、あった! たしか高校生ぐらいの時に、「アルジャーノンに花束を」(まさにこの表紙だった!)という翻訳本を読んで、涙を流したことを覚えている。今回、読み終わって涙があふれることはなかったけれど、やっぱりいいなあ、と思った。最後の2文しかはっきりとは覚えていなかったので、当時、どう思ったのかは記憶にないのだけれど、高校生の時には理解や共感ができなかっただろうなあ、という箇所も結構あった。私もちょっとは大人になったものだ。ふぅ。

 IQ70未満のチャーリーは32歳。父親の知り合いのパン屋で清掃係として働き、周囲の「友人たち」に馬鹿にされていることも気づかず、楽しく暮らしている。ある日、知的障害者向けの夜間学校の先生に勧められ、賢くなるための手術を受けることになる。アルジャーノンは、チャーリーと同じ手術を受け、驚異的な知能を維持しているネズミの名前。

 ストーリーはチャーリーの手記(手術前後の変化を調べるためのProgress Report)の形を取っている。手術を受ける前のスペル間違いだらけで、幼稚な文体から、手術後のIQ180まで上がり、再び戻っていってしまうまでの文体・内容の変化がリアルに描かれている。IQが180になったから、チャーリーが幸せの絶頂だったか、というとそうではなく、あらゆる人と衝突してしまい、苦悩する。そして、この人並み外れた知能を駆使して、自分自身とアルジャーノンに関する研究を行うことによって、IQが急速に上がった同じ期間で元の知能に戻ってしまう、というこの手術の致命的な欠陥を発見する。段々と知能が下がっていってしまって、以前に自分が書いた文章を理解できなくなってくるところは、特に悲しい。もう手元にはないけれど、翻訳もひらがなや間違った漢字を使ったりして、この変化を巧みに表現していたように思う。



 私が読んだのはこの版ではなくて、たまたま図書館にあった大きい文字版だったけれど。英語は平易なので、とっつきやすいと思います。アマゾンで見たら、TOEIC470以上、とのこと。

 1年で唯一花火をやっていいGuy Fawkes Day(この日の説明は、もしよかったら過去記事へどうぞ)は昨日だったけれど、昨日はあいにくの雨だったし、今日は週末で天気もいい、とあって今日もドンパチ結構、うるさかったりしています。ではHave a nice weekend!
 

Pain in the Neck

口語で、「悩みの種;腹立たしいこと[人,もの]」(ランダムハウス英語辞典)。

最近、見始めたアメリカのドラマ「The Mentalist」(月曜日午後8:30~ TV2)で、「あの人はどんな感じ?」という質問に、「A pain in the neck」と答えるシーンがあった。

このドラマ、なかなか面白いです。優れた観察眼を持ち、まるでシャーロック・ホームズのように人の気持ちや状況を読むことができる主人公、Patrick Jane(のんきそうだが、暗い過去を背負っていることをにおわせる)が、その能力を生かして犯罪捜査に協力する様を描いています。

主役のSimon Baker、笑うとクシュッとタレ目になるのがいい感じ。オーストラリア出身だそうです。

TV2の「The Mentalist」のサイトはこちら
On Demandで過去のエピソードを見ることができます。

あ、NZでは午後8:30からテレビはAO(Adults Only)になって、いきなり、かなりきわどいシーンも流れます。念のため。

New Road Rules

この11月から、NZのroad rulesがいくつか変わりました。目玉は、なんといっても、運転中の携帯電話の使用禁止。罰金NZ80ドルと20点の減点が課されることになるそうです。

え、いまさら、という感じですが。なにしろ、すでに世界40ヶ国以上で禁止されているそうです。でも、NZでは「仕事の支障になる」という根強い抵抗があって、なかなか禁止にならず、携帯電話やメールが原因の事故が後を絶たなかったのです。これでNZでもようやく、運転中に携帯電話を持って話したり、メールを打ってはだめ、ということになりました。赤信号で停止中でもだめです。ただし、両手をふさがずに通話できる、Hands-freeのタイプならOK。これは日本と同じですね。

なんと、今年もあと2ヶ月を切ってしまいました。悔いのないように、でもあせらずに、楽しく過ごしていきませう!

プロフィール

映子

Author:映子

オークランド留学センター
に勤務。翻訳を担当しています。

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